【3】コーヒー派?それとも紅茶派?
ぜんかいまでのおはなし:
僕らのあらゆる行動の95%は意識されないものであり、努力と根性で変えられるのは5%までである。「なりたいわたし」になるには、意識に上る5%より意識に上らない95%にフォーカスしたほうが効率がよい。
なるほど、行動はそうかもしれない。
けど思考はどうだろう?
頭のなかというのは僕らの意識100%の自由空間なのではないだろうか?
実際、思考は行動より自由である。
というより、僕らの意識により上りやすい。
きょうの夕飯なににしようとか。
いま点滅している横断歩道を渡るべきかとか。
掃除面倒くさいとか。
が、それでも100%とはいかない。
意識に上る思考は、1日の全思考の60%ほどだ。
残りの40%は、いままでの私が何万回も繰り返したおかげで「オート」になっている。
会社や学校に行くために自宅の玄関を開けるところを想像してみてほしい。
明るい気持ちになるか?暗い気持ちか?
それが「オート」だ。思考もまた繰り返すことで気づかないうちに自動操縦になっていることを覚えておいてほしい。
また質問。
あなたは友だちと喫茶店で待ち合わせをしている。まだ友達は来ていない。
薄暗い喫茶店に入って、席に座る。店員さんがメニューを置く。
のどが渇いているあなたは、飲み物を注文したい。
あなたが注文するのはコーヒー、それとも紅茶?
さて、しばらくたって店員さんがコーヒーか紅茶を運んでくる。
飲みながら考えてみよう。
「これはほんとうに自分の好みなのだろうか?」
よりクリティカルな質問はこうだ。
「自分の両親はコーヒーを飲んでいたか?それとも紅茶?」
ここが思考の怖いところだ。
思考は遺伝する。
あなたの頭のなかは、実はそっくり親のコピーであるという可能性はないだろうか?
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