【6】現実はどれくらい正しいのか
ぜんかいのおはなし:
自分がなにを考えているのか一歩下がって観察してみよう。
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自分の考えていることは、絶対ではない。
僕らのまえに立ちはだかる現実がどんなに強固な鉄格子のように見えても、その硬さのほとんど全部は僕らの思い込みである、という前提にコーチング理論は立っている。
ほんとうはそれはグミのようにぐにゃぐにゃなのだ。かみちぎって食べられる。
食べながら考えてみよう。現実とはそもそもなにからできているのだろう?
いまこの瞬間、僕らが全身で感じている「現実」は、割合として7割が視覚情報でできている。「なにを話すか(耳からの情報)」よりも「だれが話すか(目からの情報)」が大事だといわれるのはこのせいである。
ではこの視覚というのはほんとうに正確に現実を認識しているのか?
もちろん答えはNOだ。
目の前の情報すべてを脳に処理させてることはできる。
脳は潜在的には原発一基分の電力を消費できるスーパーハイスペックコンピューターである。脳にできないことなど存在しない。
それをしないのは、単に僕らの体が原発一基分の電力を供給できないからだ。
それをやられると僕らは数秒でかぴかぴにひからびて餓死してしまう。
だから脳にはリミッターがついている。
視覚情報もしかりである。
目から入ってきた情報は、95%が脳に届かない。
僕らの「見ている」この世界は、残りの5%の情報で成り立っている。
コンビニで立ち読みしようとした雑誌が、100ページあるうち5ページしか立ち読みできないとする。ほかは袋とじだ。なんてこった。
そのとき僕らは、本当にその雑誌を間違いなく読めているといえるのか?
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感情や記憶をつかって遊びます!よかったら遊びに来てねー。