ジェットスリッパーズ!

望月がコーチング技術をまとめ、みんなで遊ぶためのブログ。

【4】あなたは悲観主義?楽観主義?

コーヒーを飲むか、紅茶を飲むか。

 

シンプルな2択ではあるものの、本人が答えた「こっちをいつも飲む」という嗜好は、その95%が両親の選択と同じであることがわかっている。

 

僕らの頭のなかは、両親のものの考え方に強く影響を受けている。

著名な心理学者であるマーティン・セリグマンは、こうした身近な他者からの考え方の癖が「楽観主義」や「悲観主義」として子どもに受け継がれることを証明した。

 

セリグマンの主張は、「ぜったいに楽観主義になるべき。そのほうがお得」である。

セリグマンは、米軍の兵舎から会社の営業職選考から小学校まで社会のあらゆる領域に及ぶデータ収集をとおして、どんな悪辣な環境でも挫折せずに伸び、ゆくゆくは組織のリーダーになる人材は例外なく楽観主義であることを示した。頭の良さ、身体能力、そのほかどんなポイントよりも「楽観主義であること」が社会的成功との相関が高いのだ。

 

著書『オプティミストはなぜ成功するか』は、自分で測れる楽観度測定テストもついているのでお勧めの一冊。

 

セリグマンは、ある出来事がなぜ起こったのか(なぜうまくいったか、なぜこんなひどいことになったのか、など)に対する説明の仕方を「説明スタイル」と呼んでいる。子どもが「説明スタイル」を獲得する際、もっとも影響力が強いのは母親自身の説明スタイルであるといわれている。母親自身が楽観主義なら楽観主義を、悲観主義なら悲観主義を子どもは獲得する。

 

コーヒーが好き、紅茶が好き。

それはそれで結構だ。

それが親の受け売りだったとしても、特段問題はない。

嫌なら注文を変えればよいだけだ。

 

説明スタイルも同じである。

嫌であれば変えられるのだ。

だがそれには、まず自分が考えていることに注意する必要がある。

自分でも気づかないうちに落ち込んでいるかもしれない。

とくに理由なく怒りがわいてくるかもしれない。

まずはそれを受け止めてあげることだ。

 

 

本日の参考図書:

マーティン・セリグマン『新装版 オプティミストはなぜ成功するか ポジティブ心理学の父が教える楽観主義の身につけ方』

 

 

・・・・・・・・・・

 

直近のオフ会情報はこちら!

 

jetslippers.hatenablog.com